楽天市場に2店舗目を出店する際に、実際に楽天ロジスティクス(RSL)を実際に利用してみたので解説していきます。
楽天スーパーロジスティクス(RSL)の概要
AmazonのFBAと同じ様な物流アウトソーシングで、ショップから出荷指示を出すと、楽天の物流倉庫より発送を代行してくれます。
365日あす楽にも対応しています。
利用するには楽天市場に出店している必要があります。
出典:店舗運営navi
料金形態
配送料金
・極小サイズ: 長辺:32cm未満、短辺:23cm未満、高さ:2.7cm未満の商品
・小サイズ: 極小サイズに当てはまらない3辺合計100cm未満の商品
・中サイズ: 3辺合計100cm以上、120cm未満の商品
・大サイズ: 3辺合計120cm以上、160cm未満の商品出典:店舗運営navi
保管料金
※1,000cm3あたり7.5円です。最小単位は1cm3から算出します(1cm3=0.0075円/月/PCS)
※費用は日当たりで算出します。
※保管できる数量は店舗様ごとに上限があります。上限を超えると追加料金が発生します。出典:店舗運営navi
出荷作業費の詳細
※例えば、小サイズの商品5個にかかる作業費は80円×5pcs=400円
※商品入荷時には費用発生しません、商品を出庫した段階で費用が発生します。
※納品にかかる費用は店舗様負担です。出典:店舗運営navi
配送費の詳細
※配送料金は「全国一律価格」です。沖縄・北海道・離島も同一です。
※配送料金は梱包資材の費用も含みます。
※配送1箱あたりの料金です。梱包が2箱になった場合は、配送費×2となります。
※ポスト投函サイズに入らない場合は、宅配サイズに切り替えて出荷しますRSLコストシミュレーター_v1.xlsx(163KB)
出典:店舗運営navi
初期費用
初回契約時に約10万円ほど要します。
RSLとFBAの比較(出荷作業費+配送費)
FBAには様々な料金システムがありますが、分かり易くざっくりまとめてあります。
FBAの詳しい料金システムはこちら。
FBAの他モール注文分を発送するサービスをマルチチャネルサービスといいます。
RSL(楽天注文) | RSL(他モール注文) | FBA(Amazon注文) | FBA(他モール注文) | |
メール便サイズ (厚さ2.8程度) | ¥230 | 楽天注文と同額 | ¥257 | ¥586 |
60サイズ | ¥460 | ¥404 | ¥713 | |
80サイズ | ¥427 | ¥738 | ||
100サイズ | ¥499 | ¥789 | ||
120サイズ | ¥600 | ¥905 | ¥1,019 | |
140サイズ | ¥1,020 | ¥957 | ¥1,069 | |
160サイズ | ¥1,001 | ¥1,120 | ||
180サイズ | 非対応 | ¥1,419 | ¥1,604 | |
200サイズ | ¥1,598 | ¥1,630 |
受注処理から発送まで全自動化
受注処理や、メール送信、発送など全て自動化するにはBOSSというネットショップ一元管理システムを導入する必要があります。
楽天の注文に関しては利用料は無料です。
有料ではありますが、YahooショッピングやAmazonとも連携できます。
出典:ハングリード株式会社
楽天株式会社が出資している会社のサービスですが楽天市場の管理システムのRMSとの連携がいまいちです。
商品登録関係は一々CSVでやり取りが必要です。
FBAの様に自動的に連携出来ないのでかなり操作性は悪いです(笑)
FBAの方が圧倒的に簡単です。
納品方法
FBAと同じ様にSKU毎にバーコードを張り付けて指定の倉庫に納品します。
メリット
365日全自動で毎日発送可能。
まとめ買いの場合FBAより安い。
他モール注文の発送料金も一律。FBAマルチチャネルサービスは他モール注文は割高。
FBAに比べて融通が利く。
デメリット
申込から稼働まで2ヶ月〜3ヶ月ほどかかる。
登録作業や納品手続きが煩雑。
担当者さんですらシステムを理解できていない。
↑現在RMS上でやり取りが出来る様になりましたが、相変わらずExcelでのやり取りで煩わしいです。
実際に利用してみた感想
取扱商品が増えるにつれ倉庫を借りたり、追加でパートさんを雇って教育する手間を考えると、問い合わせ以外ほったらかしで良い楽天スーパーロジスティクス(RSL)はとてもラクチンでコスパの高いサービスだと感じました。